YAMAHA YZF-R15 のエンジンオイルをオイルチェンジャーを使って交換したので参考にしてください。
今回はオイルフィルターも交換したので少し手間がかかりました。
自動車、バイクのオイル交換はどうしていますか。自分でオイル交換をする人の参考になれば幸いです。
バイクのオイル交換は初めのうちはお店でしてもらっていたのですが、好きなオイルを好きなタイミングでオイル交換をしたいのでDIYですることにしました。オイル交換の経験は自動車、バイクとも学生時代からしていたので数十年は行っていてこの方法が一番だと感じています。
数年前まではドレンボルトを外して下抜きじゃないとダメだと思い込んでいましたが、最近はオイルチェンジャーだとオイルパンの底までホースが届くので、底のオイルを掃除機の様にゴミごと吸い込めるので、そのほうが良いと考えます。
またこの方法だと、ドレンボルトをはずす回数が減るのでドレンボルトを痛める可能性が低くなるのも良いところです。
作業時にオイルで周辺を汚すことがほとんどないので、気軽にオイル交換ができます。
また廃油はカーショップに無料で引き取ってもらっています。
YAMAHAのYAMALUBE RS4GPを最近は使用しています。(Amazonで4L缶7000円ぐらいで4回オイル交換できる量)
これを選んでいる理由は、YZF-R15のオイル量が少なく高速、山道上り等で高回転を使う状況が多いので。
155ccなので熱量はそれほどでもないと思いますが、高速道路を使ったツーリングで新東名の120km/h区間だとハイカム領域(7400rpm以上)を常用することもあり、追い越し時だと瞬間的に10000rpm以上で走る場面もあり、良いオイルを入れたくなりますね。
通常は100km/h以下のローカム領域で巡航してます。これでだいたい燃費がリッター50kmは超える。下道だと57~60km。
YZF-R15 オイル交換量
- オイル交換時:0.85L
- フィルター交換時:0.95L
- 交換時期:3000km毎
- 10W-40
- 全オイル量:1.2L
※オイル交換時だとエンジンのどこかに
0.35L 抜けずに残る
Tips
オイルジョッキのキャリブレーション
ジョッキのメモリが実際と違うことがある。
使う前に水を計量カップ等で規定量測って注ぎ、マジックで印をしておくと便利です。
(注)水は捨てて、乾かしてから使ってくださいね
オイル交換手順
オイル交換が超簡単にできるよ!
- 熱くなり過ぎない程度(熱すぎるとオイルチェンジャーの樹脂が溶ける可能性あり)に暖気運転後、オイル給油口からオイルチェンジャーの黒いホースをオイルパンの底に当たるところで良さそうな位置に先端を挿入し、タンク上の真ん中の赤いレバーでポンピングします。
(自転車の空気入れと逆でレバーを引っ張る時に少し力がいります。) - 負圧が発生するとオイルが吸い込まれてくるので、ポンピングしなくてもサイフォンの原理と負圧の力で自然にオイルが抜けてきます。
- 15~30分ぐらい放置した後、再度ポンピングして圧力を下げつつ、ホースを動かして掃除機の容量で底のオイルを吸い取ります。
- 抜けきったら、オイルを規定量入れてレベルゲージで確認をして終了です。
このYZF-R15ではジョッキで規定量を注入した後、オイルレベルゲージを確認すると毎回HIGHの同じ位置に来ているので、抜いた量と給油量は合っていますね。
※この方法だとバイクによっては抜けるオイルの量が規定の給油量と同じにならない可能性があるので給油量に御注意ください!→ 下抜きより抜ける量が少なかったり、多かったりする可能性あり。量が多すぎると抜かないといけなくなるので、初めての時は少し少なめに入れてレベルゲージで確認しながら入れる。
今回オイルを抜いた後、今回はオイルフィルター交換とドレンに付属のメッシュフィルター清掃もするために、アンダーカウルを取り外しました。(ネジ5個と樹脂ファスナー1個で固定)
オイル交換のみの時はカウルは外しません。
オイルフィルターはオイル交換4回目での交換ですが、思ったよりは汚れていなくてまだ大丈夫そうだったけど交換。また、ドレンのメッシュフィルターはゴミも付いてなくきれいでした。
ボルトの締め付けはトルクレンチで行ったほうが良いです。エンジンはアルミなのでネジ穴が舐めやすく、ゆるいとオイル漏れの原因になるからです。トルクレンチなしで締め付けするのは、かなり危険ですよ。
使用しているトルクレンチはSK11の60N・mタイプです。これ一つあると大体事足ります。
デジタルトルクレンチだとトルクのばらつきが小さく正確ですが、機械式のダイヤルを回すタイプはばらつきが大きいため、おすすめできません。
ちなみに車の足回りをいじる時は150N・mタイプをしようしています。
SK11 3-60N・m トルクレンチ
Amazonへ → SDT3-060
参考までに
マフラーの膨らんでいるところは触媒で、このモデルはユーロ4対応です。この後のマイナーチェンジでユーロ5対応になって触媒の長さが1.5倍ぐらい伸びました。それに伴って、最高出力が19.2psから18.4psに減ってしまったようです。version4も同じエンジンだと思われる。
ただ、インドのYou Tubeで4モデルとユーロ5モデルを同時に競争している動画を見ると最高速はメーター読みでどちらも150km/hぐらいで加速も同じようです。
ここでYZF-R15の紹介を少しだけ
YZF-R15の情報 2018年モデル(インド仕様)version3(Monster Energy MotoGP Edition)のモデルで購入はSOXで新車、税込み298,000円でした。激安ですね。
背が低めの人が乗ると見た目にバランスが良い感じですが、シート高が815mmあるので高身長でないと乗るのが厳しいです。インドの女の子が乗っている動画が可愛くて良かったんですけどね。
version3の特徴
- 前後ABS
- アシスト&スリッパークラッチ
- 正立式41mmフロントフォーク(インド仕様)
- VVA(ハイロー切替式可変カム、ハイ側のカムは吸気バルブの開時間とリフト量が増える。← バルブタイミング変更式ではない)
YZF-R15 version3リンク → インドネシア仕様YAMAHA公式技術資料、 BikeBros.へ
最近、version4も販売を開始したようです。
YZF-R15Mのグレーメタリックが個人的には格好良いと思いました。
遠目にはYZF-R7とそっくりですね。version3に比べて高級感があります。
version4の特徴(version3から追加されたところ)
- トラクションコントロール
- 倒立式フロントフォーク
- クイックシフター
(一部グレードにシフトアップのみ)
- 塗装フロントフェンダー
- スマホ連携機能
YZF-R15Mの価格は419,000円で標準モデルより高いですが、クイックシフターが装備されててビックリです。
YZF-R15M 【WGP 60th アニバーサリーモデル】(459,000円)もあるようですね。
YZF-R15 version4 リンク → インド向けYAMAHA公式、SOXのHPへ